食べ残し実例についての考察
おはようございます。
こそだて寺子屋ふんわりこのあかねです。
今日は、昨日ご紹介した我が家の実例について、私がとても参考にしている脳科学の本を基に考察していきたいと思います。本については最後に紹介させていただきます。
まず我が家の実例では
①食べ残しをした子供が自分で食べ残しを捨てるという【行動】をしました。
そして
②汚いごみ袋を実際に自分の目で【見】る ことになりました。
脳の仕組みからお話しすると、物事を理解する部分と【行動】【視覚(見る)】を司る部分は隣り合わせに位置しています。つながりやすいということですね。
そしてごみ袋に捨てられるごみを見て
③悲しいと感じる【感情】
④お母さんも悲しかったのかなと思う(申し訳なさ)【感情】
という風に感情を司る分野が働いたのかなと考えています。
その結果、子供の脳では
⑤考える【思考】
が働き
⑥「お母さんいつもあぁやってしてたの?」と尋ねる【コミュニケーション】
という風になったと考えられます。
ちなみに③~⑥で使われている【感情】【思考】【伝達(コミュニケーション】を司る部分も脳の中ではそれぞれ近い部分にあります。
まだ脳が未熟な子供にとっては、このように隣り合わせの部分を併用するほうが働かせやすいのかなと思います。
今までは、言葉で伝えるだけだったのでこういった脳の部分を働かせることはできていませんでした。耳で聞く【聴覚】の部分も、子供自身が聞こうとしていなければほぼ無意味に終わっていたようにも思います。
しかし実際に子供と一緒に行動し、目で見たり、ごみ袋に落ちる食べ残しのご飯の音を聞いたりすることで、子供の感情も動き、自分自身で考えるという結果に至ったと考えています。
百聞は一見にしかず、といいますが、
実際に見たり聞いたり、行動したりすることで、子供に影響が現れました。
捨てると悲しい、という感情と子供自身が向き合って、自分の行動を振り返ることになった今回の話は、まだ3才の小さな子供にも自分を省みる力があるんだなと驚くと共に、これからはもっと子供の力を信じていこうと思うきっかけにもなりました。
次回、その後の変化、で食べ残し事例については最後です。
【参考文献】
脳を育てる親の話し方 / 加藤俊徳 吉野加容子
こちらについては今後改めて紹介させていただきます。
長くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。
0コメント