勿体ないをどう教えるか
おはようございます。
こそだて寺子屋ふんわりこのあかねです。
今日は、『もったいない』を子供にどう教えていくか、ということについて、私が子育て本で学んだ知識を基に実践した例がありますので、それについてお話ししたいと思います。
そもそも、『もったいない』とはどういう意味なのか。
国語辞典によると
”①むだにするのがおしい ②ひじょうにありがたい。おそれおおい”とあります。
(引用元:はじめて国語辞典 ミッキーミニーオールカラー)
子供に伝えるにはとても漠然としていて難しい概念ですよね。
子供用の辞書で引いたのに難しい。
ところで、皆さんの家では、子供さんの食べ残しをどうしていますか?
我が家は、いつも私が片付け、処分していました。
以下、我が家の実例です。
ある日の晩御飯。子供が、シチューを残してしまいました。
1杯目を食べ、それでもまだ子供が食べたいというので、おかわりにあげた2杯目でした。
自分で食べると言ったこと、残すと野菜も悲しいということを伝えましたが、子供の行動は変わりませんでした。
そこで、私は次の提案をしました。
「今日、残してしまうのは仕方がないからいいよ。でも、残しちゃったご飯を片付けるのはお母さんと一緒にしよう。一緒にごみ袋に捨てに行こう。」
子供が提案を受け入れてくれたので、生ごみ用の小さなごみ袋に食べ残しを一緒に入れ、ごみが沢山入ったごみ袋に入れに行きました。
ごみ袋の中には、使用済みのおむつやティッシュのごみなどが入っていました。
子供は、ごみ袋を前に、悲しそうな顔をしていました。
子供「(ごみを入れるのが)いやだ。捨てないで置いておくのはどう?」
私「でも、残してしまったらこういう風に捨てなきゃいけないんだよ。捨てずに置いておいたら、家が臭くなっちゃうもんね。」
子供「・・・」
私「【子供達】がご飯を残したとき、お母さんはいつもこうやって捨てていたんだよ。お母さん、今日疲れていたけど、【子供】に食べてほしくてがんばってシチューを作ったんだ。ニンジンさんだって、一生懸命作ってくれた人がいるんだよね。」
(あくまで威圧的にならないよう優しく伝えました)
子供は悲しそうな顔をしながら、ごみ袋に食べ残しを捨てました。
その後子供は、しばらくの間何か考えている様子でした。
そして、
「お母さん、いつもあぁやってしてたの?」と私に尋ねたり
「悲しかった」と話してくれたりしました。
以上が私と子供の一連のやりとりです。
子供は、私の提案を受け入れ自分自身で行動することにより、何かを感じ取った様子でした。
その結果、今後の行動がどう変化していくかはまだわかりません。
しかしこの日の時点での私の関わりの成果は「子供自身が何かを感じ取り、自分で考える」という形になったと感じました。
長くなりましたので、この実例についての振り返りは次回お話ししたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
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