Growingが描くビジョン
子どもを守る法律があります。
児童福祉法です。
虐待を受けている可能性がある子どもがいた場合、その子どもは保護される必要があり
社会にはその仕組みがあります。
しかし、虐待を受けていた子どもが大人になってから、なんらかのつらさや問題を抱えていた場合。そこをサポートしてくれる仕組みは今の社会にありません。
「あなた大人でしょ」ということで「児童福祉法」は適応になりません。
心がつらくて精神科に行ってみたとして、家庭環境の問題にしっかり寄り添ってもらえることはまれです。
でもおかしくないですか?
家庭環境の影響で、気持ちが苦しいまま、生きづらさを抱えながら、大人にならざるを得なかったのに、体が成長してるからって「大人なんだから自分でなんとかしろ」ってなるの。
私たちが子どものころに、明らかに不適切な養育を受けて守ってほしかった庇護してほしかったあのときに、守ってくれなかったのは親でもあるけれど、社会でもあると思うんです。
今虐待されてる子どもは保護するよ、でも昔子どもだった人たちは知らないよ、っておかしな話だと思うんです。じゃあその人たちはどうすればいいんだろうって。
もちろん今虐待されている子どもたちも十分に保護されているわけではないし、そこについても心が痛いです。
仕組みがないなら作ればいい、ってことで、作ろうとしているのがGrowingです。
私は、こども福祉の専門家ではありません。でも0歳から18歳まで、機能不全家庭のど真ん中で育てられ、18歳以降も、不健全な関りを受け続けてきました。
そして、その対処方法を長い時間かけて学んできました。機能不全家庭の、自称専門家です。笑
Growingのビジョン。それは、Growingを会社にして、機能不全家庭に育った人たちに特化したサービスを提供したい。
例えば
・機能不全家庭についてしっかりとした知識を身に着けたカウンセラーによる、カウンセリングシステム
・機能不全家庭に育った人をパートナーに持つ人の悩み相談室
・機能不全家庭についての知識を身に着けた保健師さんによる、子育て相談室
・適切な知識を学べる場所(これは年内にはオンラインで作りたいと思ってます)
・アプリ開発(悩みを項目化して、原因とか自分に当てはまるところをクリックしていったら、今必要な情報やサービスにたどり着けるみたいなやつ)
・ゲーム開発(機能不全家庭に育った人が主人公。理不尽な状況を、いろんな技を身につけて乗り越えていくゲーム)
※機能不全家庭に育った人は、ゲームしながら対処法を学べるし、機能不全家庭に育ってない人は、機能不全家庭がどれほど理不尽なものかを知れる、みたいな。
そうやって、機能不全家庭に育った方の癒しの土台ができてきたら、
・インナーチャイルドを癒せるようなイベント(好きなこと一人ででもみんなででも思いっきりやろうよ!ってやつ)
とか、楽しいこともできたらいいなって思うのです。
これが、私が考えるGrowingのビジョン。これから目指す姿。
これが実現したら、と考えると、わくわくします。吹雪の中前が見えずに苦しんでいるような状況が、きっとずっと楽になると思うから。
ただこれをやるのは、一人ではできません。
私にはプログラミングの知識も、保健師としてのスキルも、カウンセラーとしての経験もないし、機能不全家庭に育った方は、私一人でどうこうできるレベルでなくずっと沢山いらっしゃいます。
だから、共感してくださる方がいたら、力を貸してほしい。
私は機能不全家庭に育ってきた方に、簡単にがんばろうなんて絶対言いたくないし、乗り越えよう!とかも言いたくない。
十分すぎるほどに、がんばっていると思うから。
ただ、自分の人生を、生きることはできます。
苦しさを、少しずつ少しずつ減らしていくことは、絶対にできます。
そのために、私は、私ができることをしていきます。
0コメント