キッズスペース

こんにちは。

こそだて寺子屋ふんわりこのあかねです。


親と子の境界線を引く、というお話で思い出した我が家のお話。

こーちゃんが3歳になる前くらいの話です。


ショッピングモールにあるキッズスペースで子供を遊ばせていました。

他のお子さんも遊んでいて、お兄さんお姉さんが好きなこーちゃんは、一緒に遊びたそうにしていました。


あるお兄ちゃんの近くに行ったこーちゃんは、しばらくすると私のところに来て、悲しそうにこういいました。


「あっち行って」って言われちゃった。


それまでの私は、他の親子がいる支援センターやキッズスペースなどの場で子供がおもちゃの取り合いや場所の取り合いをしたときにどう関わればいいのかわからず

「あっちにも面白そうなのあるよー」と気をそらしてやり過ごしていました。


ですがその頃は子育て関連の本を読んでいて、いつも通りじゃだめだなと私も思ったのか


「そうだったんだね。一緒にあそぼ!って言ってみた?おっきな声で言ってみたら?」

とこーちゃんに話しました。


こーちゃんは、私が話を聴いたことに少し満足した様子で


「うん!」と言ってもう一度そのお兄ちゃんが遊んでいるところに行って


いつもはあまり出さない大きな声で


「一緒にあそぼっ!」と言いました。


するとそのお兄ちゃんは

「いいよー!」とこーちゃんに言い、周りの子とも一緒に(といっても年齢差があったので程よい距離感で)遊び始めました。


『あーーーーーよかったなぁ』って心底思いました。


なんでかって、こーちゃんがもうとにかく嬉しそうな顔をしていたから。

本当に、すっごく嬉しそうな顔をしていたから。


それまでの私だったら、こんな風には絶対関われなかった。

そのときだって内心「お兄ちゃんにダメ!って言われたらどうしよう...」とハラハラしながら様子を見ていたのです。


私にとっても、こーちゃんに対して初めてした関わり方で、こーちゃんが頑張って一歩踏み出して、結果とても嬉しい結果になって。なんとも言葉にしがたい達成感のようなものを覚えたのです。


これは私にとっても、こーちゃんにとっても大きな成功体験となったお話です。


もちろん、そのときもしお兄ちゃんが一人で遊びたくて、ダメよってこーちゃんに言ったとしても

こーちゃんにとってはそれも一つの経験で、それを経験することで学べることもあったわけですが。

子どもが自分の力で乗り越えるきっかけを与えてあげられたことは、母力がそんなに高くないと自覚している私にとっても自信になる出来事でした。

Growing 子ども時代がつらかった女性のための情報発信所

実家がしんどい、親がしんどい。 でも、こんなこと誰にも言えない。 たくさんの辛さを経験しながら、誰にもそれをわかってもらえないと感じながら、必死で生きている女性たち。 そんなみなさんの心が、少しでも楽になるような場所になりたいと思っています。

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